人工毛のちぢれに関する相談を時折受けます。
「ちぢれが気になる。ちぢれない人工毛はないのか?」と。
残念ながらメーカーの大小を問わず、まずありません。
しかし毎回ちぢれさせてしまう方からすると信じられないかもしれませんが
人工毛をほとんどちぢれさせずに使いこなす方もたくさんおられます。
なぜこのような違いが生まれてしまうのでしょうか。
原因がわかれば改善できます。
二枚の写真は同じかつらで前から写したものと後頭部を写したものです。
前から写した写真の髪の毛は真っすぐですが、後頭部の写真の毛は縮れています。
このカツラを使っている方は編み込み装着なので、つけた状態で寝ることになります。
当然後頭部は枕でこすれるためにどうしてもちぢれやすくなります。(ならない方もおられます。寝相の問題でしょうか)
一方、枕でこすれることがない前髪やてっぺんの髪はちぢれることは基本的にありません。
ここからわかることは「こすらなければちぢれない」ということです。
こすれの原因は枕だけではありません。
目の詰まったブラシでの強いブラッシング、自分の頭を洗うようにカツラをゴシゴシ洗う、
擦りつけるような手櫛などがあります。
逆に言えば上記のようなことをしなければ、ちぢれることは稀です。
これらの原因を排除しているのにまだちぢれる、という方はぜひご相談ください。
一緒に原因を考えたいと思います。
京都店 川北