高額なカツラは本当に良いものなのか

多くのお客様から聞かれることがあります。
一目見てカツラとわかる有名人を指して「お金を持っているのだからもっと良いのをつければいいのに」と。

果たしてお金があれば良いかつらができるのでしょうか。

まず使うにあたっての良いかつらの条件は主に以下の二つであると私は考えております。

1、型のデザイン、大きさ、適切な額の広さの設定とその角度。
2、カット技術、毛量調整。

いずれも技術者側の問題で、これができていなければ例え素材が最高級品であろうと一目見ればわかってしまう、ただベースに毛が生えたものを載せているだけの状態になります。

私自身、他メーカー使用中のお客様から相談を受けますが「え?これで80万円もしたのですか?」と思わずにいられない事例を多数経験しております。

大金を払えばレベルの高いカツラが買えるということはありません。

高いものは良いものと世間一般では思われがちですがカツラにおいてはその限りではありません。
素材の価値より技術の占める割合が大きいということです。

京都店 川北