今回取り上げるのは、京都店から信号を渡ることなく行くことができる、室町仏光寺東の「ともしびセカンド」。
まだ開店してから一年ちょっとという若い店ですが、ここにたどり着いた経緯は、前回書いた「ニューシンマチ」に行き始めた約10年前にさかのぼります。
「ニューシンマチ」は今も昔も繁盛店で、カウンター席が6席あるのですが、19時ごろにふらっと立ち寄るとまず入れないという具合で、予約が必須のような状態でした。しばらく通ううちに店長さんから、「烏丸仏光寺に『ニュー烏丸(以下、烏丸)』という新店をオープンする」と教えてもらい、烏丸が開店して以降は、両方の店に顔を出すようになりました。
その烏丸のオープニングスタッフに、やたら仕事のできる子がいまして、その子と話をするようになり、数か月たったころに将来の夢を聞いたところ、「自分の店を持ちたい」と。
それから数年後、彼は本当に独立を果たし、四条大宮に「大衆酒場かぞく」を出店。それを皮切りに、コロナ禍の最中に烏丸蛸薬師に「かくれ酒場ともしび」をオープンしました。そこへもよく行っていたのですが、ありがたいことに弊店の近くに支店を出してくれたため、現在は「ともしびセカンド」に通っています。
オーナーの出身店舗と同様、活気のある楽しいお店ですが、こちらは16時から19時まで「造り」を注文するという条件付きでハッピーアワーが適用されるため、懐にやさしいのが魅力です。物価高騰のこのご時世には、非常に助かります。
オーナーのバイト時代からの縁が取り持ってくれたお店です。
京都店 川北