修理が逆効果になることも!?かつら修理の注意点

※画像はイメージです。

高価なかつらを購入した以上、できるだけ長く使いたいと思うのは当然のことです。 傷んできた場合でも、修理して使い続けたいと考えるのはごく自然なことだと思います。

しかし、修理をお受けする際には慎重な判断が必要です。 なぜなら、以下のようなケースでは、修理を行っても満足のいく仕上がりにならない可能性があるからです。

1. 修理しても耐久性が低い場合

「半年でも使えればいい」というご希望であれば修理は可能ですが、多くのお客様はより長く使用されることを望まれます。 そのため、修理をしても十分な耐久性が確保できない場合は、結果的にご不満につながる可能性があるため、おすすめしないことがあります。

2. 修理によって素材や質感が変わる場合

特に薄型の生え際が自然に見えるタイプのかつらでは、修理によってベースや髪の質感が大きく変わることがあります。 見た目や手触りがこれまでと異なるものになる可能性があるため、その点をご理解いただいた上で修理を検討していただく必要があります。

3. 修理によってフィット感が損なわれる場合

ベースの補修を行う場合、型紙があれば頭の形に合わせることができますが、 型紙なしで修理すると、頭にうまくフィットせず、装着時に浮きやズレが発生することがあります。 また、ネットが伸びすぎている場合、修理をしても装着感に違和感が出ることがあるため、慎重に判断する必要があります。

修理の目的は「使える状態を維持すること」

見た目が綺麗になっても、使い勝手が悪くなれば本末転倒です。 また、修理後に十分な使用期間が確保できなければ、コストパフォーマンスの面でも決して良いとは言えません。

決して新しいかつらを購入していただくために修理をおすすめしないわけではありません。 あくまで、お客様にとって最善の選択肢をご提案することを第一に考えております。

何かご不明な点がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

京都店 川北