かつら・ウィッグの洗い方

かつら・ウィッグの洗い方手順

かつらの洗浄はメンテナンスの第一歩です。
もしご自身でやったことがないなら、意外と簡単ですのでぜひ一度チャレンジしてください。
ここではかつら・ウィッグを傷めない洗い方を解説しています。
まずは動画で一連の流れを確認してから、その下のくわしい手順の説明をご覧ください。

手順1.洗浄液を作る

洗浄液を作る
シャンプーを1~2プッシュ洗面器へ入れ、水もしくはぬるま湯を入れて下さい。

お手持ちのシャンプーで大丈夫です。

かつら・ウィッグ専用品は不要です。

ここがポイント!

除菌もかねて熱湯を使いたくなる方もいますが、ここは『ぬるま湯』を使ってください。
セットを乱さずに洗えます。

 

手順2.洗浄液を泡立てる

洗浄液を泡立てる
洗面器の中のシャンプーを泡立てます。シャワーを使えば効果的に泡立ちます。

ここがポイント!

よく泡立てることで、かつら・ウィッグに付着した汚れやホコリが落ちやすくなります。

 

手順3.5分間浸け置きしたのち、押し洗い

押しあらい
かつら・ウィッグを洗浄液の中に浸し、約5分間ほど浸け置きします。

お急ぎの場合は1~2分程度でも大丈夫。

次にやさしく押し洗いをしてください。

ここがポイント!

ゴシゴシと擦るような洗い方は厳禁です。
手ぐしで髪をすくのも厳禁!

ウィッグを洗う上で一番気にしてほしいのがここです。

擦る、手ぐしは厳禁。押しあらいが基本ですが、ブラシを使うのは大丈夫です。
力がかからないように気を付けながらブラシでやさしく洗ってください。

これだけで毛髪のチヂレを抑えることができます。

手順4.すすぎ洗い

すすぎ
洗面器に張ったぬるま湯でやさしくすすいでください。洗面器のぬるま湯を張り直し、2~3度すすいで洗浄液を洗い流します。

手ぐしを使ってしまいたくなるところですがこれも厳禁。

乱暴にすると毛髪同士がもつれてしまうことがあります。(特に人毛製品)

手順5.リンスやコンディショナー、トリートメントを使う

リンスを1~2プッシュ手のひらに延ばして、かつら・ウィッグの髪の毛につけてください。
洗面器に張ったぬるま湯にとかしてもOK。

最近はリンス・コンディショナー・トリートメントといった色々な種類があります。

どれも洗いたてのギシギシ感を無くす効果があるのですが、トリートメントは毛髪に浸透し、ダメージヘアのケア用として使われる物です。

人工毛の製品はリンス・コンディショナーを使って下さい。

人毛の製品はトリートメントも含めてどれを使ってもかまいません。

気に入ったものを選んで下さい。

1分ほど漬けおき浸透させることでくし通りの良い状態になります。付けおく時間は好みで調節してください。

 

手順6.リンスを洗い流す

すすぎ2
リンスを洗い流して下さい。

シャンプーの時と同様に軽くすすぎます。このときも手ぐしは使わず、洗面器に張ったぬるま湯にくぐらせるようにしてすすいでください。

手順7.水気をタオルに移す(脱水)

タオルドライ
タオルで優しく包み、水分を取り除きます。

優しくポンポンと軽くたたいたり、振って水気をタオルに移します。

もし2層式洗濯機があれば、脱水機で水気を飛ばすことで時間短縮できます。その際はタオルに包んだままの状態で行ってください。

手順8.ウィッグスタンドに乗せて自然乾燥させる

自然乾燥
軽くブラッシングで整えてから、ウィッグスタンド等に乗せて自然乾燥させてください。

ウィッグ台がなければ、型崩れがおきないよう丸い物の上に被せてください。